防草用クレイチップ

2022/12/26 更新
  • 施工例
  • 仕上がり表面

NETIS登録番号:CB-120015-A(旧登録)

概要

チップや苅草と真砂土を混合して、園路や駐車時用の舗装材として利用する技術

新規性

・張コンクリートによる防草は、夏期におけるヒートアイランドをもたらす要因であるとともに、収縮により構造物との接地部分に隙間ができ、雑草が発生する。また取り壊して処分をするのにコストがかかっていた。ウッドチップと真砂土によるこの舗装は、天然素材である酸化マグネシウムと石灰系固化材を主成分とする土壌固化材により付着硬化させるものであり、保水性、透水性を有するので夏期のヒートアイランド抑制効果が高く、吹付工法によるので構造物との密着が強く接地部分からの雑草発生もない。また天然由来の材料であるため、取壊して処分する際には残土として処分できる環境負荷の少ない木質舗装である。

期待される効果

・伐採木や剪定枝、刈草など従来残材として廃棄処分していたものをリサイクルできる。
・施工地域で発生したウッドチップと土を使用できる。(テスト配合が必要)
・天然由来の固化材を使用しているので安全性が高い。
・吹付工法により構造物と密着するので、隙間ができず雑草の発生がない。
・廃棄する場合には肥料分が混ざった土として処分が可能。
・吹付工法による施工のため、緊密な舗装構成となり優れた耐荷重を示すので、駐車場への使用が可能であるとともに優れた防草効果がある。
・保水性があるので蓄えられた水分が気化する際に周囲の熱を奪うので、優れたヒートアイランド抑制効果がある。
・性能特性
荷重強さ(平板載荷試験) p=302.1KN/m2 CBR=40.9%
透水係数 1.71×10-5㎝/s

適用条件

① 自然条件
・雨天、降雪、低気温(5℃以下)での施工は避ける。
② 現場条件
・吹付機械一式(10m×3m程度)の設置場所が必要。(機械設置場所から200m離れても可)
③ 技術提供可能地域
・東海、北陸、近畿、関東地区
④ 関係法令等
・特になし。

使用する機械・工具

  • コンプレッサー
  • 転圧機
  • バックホウ
  • 吹付機
  • ベルトコンベア

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
昭和造園土木(株)
TEL
058-239-9245
企業情報
公式サイト

このカテゴリーでよく見られている工法