新規性
・後打コンクリートで固定せずに製品のみを脱着可能なボルト緊結構造とした。
・本体材質に、車両の荷重や衝撃を考慮した強さと伸びを有するダクタイル鋳鉄を採用。
・表層には、従来の後打コンクリートではなく、アスファルトの使用を標準化。
・製品本体で車両荷重の一部を受けるように、端部を直線ではなく半円形状とした。
・伸縮装置の表面を耐スリップ構造とした。
期待される効果
・次回取替時に後打コンクリートを撤去せずに製品のみを取り替えることで施工を省力化でき、周辺環境への影響を抑制できる。また、基礎モルタルの撤去が不要なので、産業廃棄物量の抑制、並びに施工コストの低減が期待できる。
・本体はダクタイル鋳鉄を用いた鋳物の一体成形なので、耐疲労性に優れる。
・製品端部の半円形状が荷重を受けるため、轍掘れや段差、損傷、騒音の発生を抑制可能である。
・耐スリップ構造なので、雨天時でも安全に通行可能である。
適用条件
① 自然条件
・外気温5℃未満の場合、無収縮モルタルの打設は不可。
・雨天の場合、無収縮モルタルの打設は不可。
② 現場条件
・伸縮装置の保管スペースが必要(製品1個あたりの長さ1.0m×幅0.7m程度)。
・無収縮モルタルの保管スペースが必要(7.2mの施工で25kg×約40袋を使用)。
・補修施工時には、交通規制(片側交互通行等)が必要。
・本製品の重量は44.9kg/m(HDJ-CV-R20)であり、クレーンで吊り降ろすためのスペースが必要。
・無収縮モルタルをハンドミキサー或いはモルタルミキサーで混練するスペースが必要。
③ 技術提供可能地域
・全国
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具
- コンクリートカッター
- コンクリートはつり機
- トラッククレーン
- モルタルミキサー