Slab integrate工法

2024/08/30 更新
  • 床版内部に発生した水平ひび割れの状況
  • 洗浄状況・充填状況

NETIS登録番号:CB-200007-A

概要

水平ひび割れ内部をウォータージェットにより洗浄し、水中硬化型樹脂を充填して再一体化を図り、RC床版の機能を回復させる技術

新規性

水平ひび割れ内部の洗浄にウォータージェットノズルを改良した洗浄装置を開発し、洗浄精度を向上させた。水平ひび割れ内部にコンクリート粉体等の堆積物が残存していると樹脂の接着性が低下し、期待すべき性能が得られない。本補修工法はこのような施工時のトラブルを回避することが可能となる。また、 全てRC床版下面から施工が可能であり、交通規制を必要としない。

期待される効果

・従来工法である打ち換え工法や床版取替え工事に対して、コスト縮減を図ることができる。
・交通規制をせずに施工が可能なため、交通渋滞が生じず社会的影響の低減につながる。
・高速道路リフレッシュ工事期間外に施工が可能なため、年間を通じての工事の平準化が図れる。また、不測の事態でも対処が可能となる(未充填箇所への再注入などの対応)。
・独自に開発した洗浄装置を適用することにより、水平ひび割れ内部の確実な洗浄が可能となるため、樹脂硬化剤の性能を確保することにより、確実な補修効果を期待することができる。
・水平ひび割れ内部への樹脂硬化剤の注入試験においては、多層に発生した水平ひび割れや幅0.1mm程度のひび割れ内にも確実に注入されていることを当社実験にて確認している。これにより、RC床版内部への水の浸入を抑制することができ、耐久性の向上を図ることができる。

適用条件

① 自然条件
・外気温5℃以上(エポキシ樹脂)
・外気温-10℃以上(アクリル樹脂)
・降雨時でも施工可能。
② 現場条件
・大気中、水中面で施工可能。
③ 技術提供可能地域
・技術提供可能地域については、制限は無いが、外気温には注意が必要。
④ 関係法令等
・消防法第10条、危険物第4類第3石油類

施工事例・施工実績

工事採用実績

0件
0件
3件

施工手順

会社情報

会社名
(株)ケミカル工事
TEL
052-400-1990
企業情報
公式サイト

このカテゴリーでよく見られている工法