新規性
劣化したコンクリートを新しい材料に打ちかえる方法から、既存の外観や形状に手を加えずに電気的に健全な状態に戻す方法に変えた。
期待される効果
・既設コンクリートのはつり作業が鉄筋への導線接続部のみとなり、また特殊作業員を必要としない取り扱いが容易で軽量な資機材を使用するため、施工性の向上が図れる。
・既設コンクリートのはつり作業が鉄筋への導線接続部のみとなり、騒音や粉塵の発生が抑制され、産廃処理量が低減できるため、周辺環境への影響抑制が図れる。
・既設コンクリートのはつり作業が鉄筋への導線接続部のみとなり、コンガラの落下や飛散による事故や振動による事故が抑制できるため、安全性の向上が図れる。
・劣化したコンクリートのはつり作業が低減し、コスト削減になるので、経済性の向上が図れる。
・ほぼ均一に修復することができ、マクロセル腐食が生じにくいため、耐久性の向上が図れる。
・中性化劣化に対する再アルカリ化の場合、従来技術では30日かかるのに対し21日(30%短縮)になるので、工程の短縮が図れる。
適用条件
① 自然条件
特になし
② 現場条件
・仮設陽極材や専用シート設置のための作業スペース(適用面から1m以上の空間)が確保できること。
・設備を常時稼動させるための電源(給水・吸引設備1セットに対し100V交流電源3口、100Vor200V直流電源1口)が確保できること。
③ 技術提供可能地域
技術提供地域については制限なし
④ 関係法令等
特になし