新規性
・有機系樹脂から無機系セメントモルタルカプセルに変えた。
・回転打撃から、打撃のみの施工に変えた。
・注入工程をカプセル打撃充填工程に変えた。
・現場混合樹脂を紙チューブに所定量収容させた工場生産品とした。
・湿潤状態での作業が制限される有機系樹脂から吸水硬化タイプに変えた。
期待される効果
・有機系樹脂を無機系セメントモルタルカプセルに変えたことにより、耐火性・防食性に優れ、加えてシックハウス等の心配なく安全性が向上した。
・打撃のみの施工に変えたことにより、特殊アンカーボルト(L型・コ型・完全埋込筋)の施工も可能となり施工性が向上した。
・カプセル打撃充填工程に変えたことにより、シール、注入、仕上の3工程が1工程となり工期短縮とコスト縮減が可能となった。
・工場製品に変えたことにより、現場での計量及び、配合管理を省け、品質の向上が望める。
・吸水硬化タイプに変えたことにより孔内が湿潤状態においても強度低下することなく使用が可能となった。
適用条件
① 自然条件
・気温0℃以下の場所では、凍結防止のためシート等で養生し、母材温度を5℃以上に保つよう処置をする。
・母材穿孔内が、流水・冠水状態では、引抜耐力が低下する。(湿潤状態では問題なく使用できる。)
② 現場条件
・穿孔機械及び打込機械の寸法や打込ボルト長さを考慮し、作業スペースや支障物の検討を行う。
例:穿孔及び打込み機械ハンマードリル、打込ボルトD13×1000mm(全長)の場合
およそ横幅1000mm×奥行き2000mm
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具