新規性
道路除草工の人力除草及び除根跡の常温合材による欠損部補修の防草対策から、特殊目地切断用カッタによる除根及び除根跡のひび割れ補修剤の注入・密封による防草対策に変えた。
期待される効果
・特殊目地切断用カッタによる除根及び除根後のひび割れ補修剤の注入・密封による防草対策に変えたことにより、以下の効果が期待されます。
(1)日光・雨水を遮断し、飛来する雑草種子のすき間への浸入・付着を防止することで、長期の防草効果が得られるため、防草対策の品質の向上が図れる。
(2)雑草繁茂による歩行阻害や車両の視界不良の要因を除去することで、交通の安全性の向上が図れる。
(3)除草等の維持管理が不要となるため、5年間のスパンで考えるとトータルコストは低くなり、経済性の向上が図れる。
(4)除根跡(切断溝)にひび割れ補修剤を注入することで長期の防草効果が得られ、目地部の植生繁茂によるアスファルト舗装の損傷進捗の抑制が可能となり、周辺環境(アスファルト舗装部)への影響抑制が図れる。
(5)雑草繁茂による景観阻害要因を除去することで、道路の景観性が向上する。
適用条件
①自然条件
・雨天、積雪時及び路面湿潤時は施工を避ける。
・路面温度が3℃以下、60℃以上の場合は、品質低下を招く可能性があるため、施工を避ける。
②現場条件
・縁石より幅1m程度の作業スペースが必要。
③技術提供可能地域
・技術提供地域については制限無し。
④関係法令等
・消防法(総務省、平成30年改正)
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律(環境省、平成29年改正)
・道路交通法(警察庁、令和2年改正)