ECO-SCOP工法

2020/09/14 更新
  • 専用用具による塗膜(試料)採取
  • 採取塗膜の回収作業
  • 塗膜採取用具の斜視図
  • 分析塗膜回収の斜視図

NETIS登録番号:HK-160021-VE

概要

構造的な諸条件で限られた面積や部位から塗膜を採取するための専用用具を塗装面に取り付けることで、分析用途の塗膜を採取し、分析試料を一定の品質で確保して、周辺環境汚染の防止と汚染廃棄物を低減し、塗膜分析に必要量の塗膜を採取および回収する工法。

新規性

・シンプルで簡易な用具を用いることで、従来技術の仮設備や養生設備を必要としない。
・採取用具の取り付けは容易に行うことができ、従来技術と比較して、有害物質を含む分析塗膜を短作業時間で採取できる。
・採取用具の外に塗膜粉じんの発生もなく、防護衣や防護具を用いなくても作業安全性も高く、従来技術と比較して二次汚染廃棄物の発生量を低減できる。
・採取の用具を用いることで、作業時の有害塗膜粉じんの飛散や拡散の発生がなく、従来技術と比較して周辺の環境汚染防止の効果は各段に高い。
・従来技術では橋梁塗装の素地調整に経験を必要とするが、採取用具による塗膜採取は、特殊な経験や技能を有することなく、作業の安全が確保できる。
・採取用具で採取した塗膜の分析試料の品質は、従来技術で床面などの飛散・堆積塗膜をかき集める方法と比較し、同一条件の採取では一定の品質が確保される。

期待される効果

・採取用具を用いて分析用の塗膜採取および回収の作業工程、日数とコストの縮減ができる。
・採取用具を用いることで作業員が有害な塗膜粉じん吸引などの事故防止と作業安全が確保できる。
・採取用具を用いた場合、降風雨による塗膜粉じんなど流失や飛散がなく、周辺環境汚染の防止効果が高い。
・有害塗膜を採取する工具は、主に手工具で採取することから、周辺環境への影響を与える機械騒音の発生はない。
・小さな面積などの構造的な条件下でも塗膜の採取効率が各段に高い。
・採取用具の容積は小さく、従来技術と比較して汚染した二次汚染廃棄物量が低減される。

適用条件

① 自然条件
・鋼面に結露や霜などが生じる環境下では適用できない
・適用可能な気象条件は、大雨、強風、大雪などを除いた常温環境で適用される
・自然環境の条件下で塗膜採取の作業上で危険を伴うと想定される場合は適用できない
② 現場条件
・橋梁建築等の鋼構造物で防食塗装されている構造物
・分析塗膜を採取する箇所として構造部位等に接近目視できる箇所および高所は作業用設備の設置が条件
③ 技術提供可能地域
・制限なし
④ 関係法令等
・鉛中毒予防規則
・特定化学物資障害予防規則
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則
・ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法
・ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法施行令
・ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法施行規則

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
防食塗装研究所
TEL
0123-25-8350
企業情報
公式サイト

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