長期耐候性錆転換防食塗装システム「DeCK」

2024/08/30 更新

黒錆転換
耐用年数計算

NETIS登録番号：QS-210056-A

概要

鋼構造物の塗替え塗装に関する技術。専用のエポキシ樹脂プライマーにより、発錆リスクである赤錆を黒錆へ転換し防食することができる。さらに、超厚膜形ふっ素樹脂塗料を塗り重ねることで長期対候性も期待できるため、約50年のライフサイクルコスト縮減が可能である。

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製品概要施工事例・実績

新規性

・Rc-Ⅲ塗装系の5層塗りから3層塗りの工程短縮が可能になった。
・DeCKプライマーにより、さびの原因を化学的に抑えることが可能になった。
・ふっ素樹脂塗料が25μmであったが、55μmの厚膜を形成し耐候性の向上が可能になった。

期待される効果

・塗回数の減少により、工期短縮が可能となる。
・厚膜塗料の使用により、期待耐用年数の向上（ライフサイクルコストの縮減）。

適用条件

① 自然条件
・気温５℃以下、湿度85％以上は施工不可
・雨天時又はその恐れのある時は施工不可
② 現場条件
・ディスクサンダー等、素地調整程度3種以上が可能なスペース（1m×1m）
③ 技術提供可能地域
・全国
④ 関係法令等
・特になし

　特徴

「DeCK 脱脂洗浄剤」で素地調整時に生じた塗膜カスや、塗膜の付着を阻害する排気ガス、油分等の汚れを除去する。「DeCK プライマー」によりタンニン酸等のキレート剤を配合した特殊プライマーで、錆に浸透することで赤錆から黒錆へ転換させ、不動態膜を形成する効果がある。「DeCK 下塗り」はDeCK プライマーとDeCK 上塗りをつなぎ合わせる特殊変性エポキシ樹脂下塗塗料。耐食性や耐水性もよく、錆転換を阻害する空気や水等の因子を遮断する。「DeCK 上塗り」は従来の30㎛の中塗り（エポキシ樹脂・ウレタン樹脂）と25㎛の上塗り（ふっ素樹脂）の使用に比べ対候性が優れている55㎛の超厚膜形ふっ素樹脂上塗塗料。