新規性
・安全管理者が管理するシステムモニター上(操船室に設置)で、個別に船員の位置が把握できるため、船上の船員の作業内容に応じて、適切な時期に適切な船員を効率的に配置できる。
・作業船上の安全管理者からの目視のみでは確認できない死角に船員がいた場合、または、クレーン等の旋回半径内に船員が立ち入った場合に、警報を発して退避させることができる。
・作業船上の重点的に監視する必要がある場所(重大災害が発生する可能性が高い場所など)については、当該場所にWebカメラを設置し、カメラからの映像を当システムのモニター上で確認できる。
・船上の各船員の動き(軌跡)を1日(24h)程度保存できるため、船員の軌跡の履歴を確認することができる。船員の軌跡の履歴は時間を遡り、表示ができる。さらに、時間の指定が可能であり、GPSによる位置も表示される。
期待される効果
・作業船の船員を効率的に配置することが出来るため、作業船乗込員の省人化が図れることにより、コスト縮減及び生産性の向上に繋がる。
・作業船上での船員の労働災害防止が図れる。新規入場者や若年者、高齢者を重点的に監視することにより、船上での労働災害の撲滅を図る。
・Webカメラを使った監視により、平面的な監視のみでは無く、立体的にも船上の監視が可能となり、作業状況等も監視することができる。
・船員の軌跡データを分析して作業の無駄を省く等、効率的な人員配置を行うことにより、海上工事での人手不足に対応する。さらに、船上で労働災害等が発生した場合に、発生時間前後の船員の軌跡を確認することができる。
適用条件
① 自然条件
特になし
② 現場条件
使用する現場が携帯電話網(3G回線)エリア内の環境であることを確認する
モニター設置箇所は降雨などの影響を受けないこと(作業船操船室及び重機操作室に設置)
③ 技術提供可能地域
技術提供可能地域については制限なし
④ 関係法令等
特になし