新規性
・ロッド先端モニター部において噴射エネルギーを集約する高密度噴射装置(IEDD)の開発および2方向噴射とした。
・ロッド持ち替え作業を不要とした連続作動制御機構(IMOC)施工機を開発した。
・同一土質条件下では従来技術より改良径が拡大する。
期待される効果
・従来の約半分のエネルギーで効率的な造成と高速施工が可能となり工期短縮とコスト縮減が図れる。
・地盤への噴射流量を削減することで地表のみの地盤隆起にとどまり排泥処理が減少する。
・改良杭造成に伴う側方への圧力が低減され周辺地盤の変位が減少することが期待される。
適用条件
① 適用可能な範囲
・砂質土、粘性土の軟弱地盤を対象として行うセメント系の固化材による地盤改良工事
・土質条件:砂質土 N≦25、粘性土 Cu≦70kN/㎡
・改良径 φ700mm~φ1300mm
・施工深度 ≦20m
(詳細な条件はSMM-Low工法 技術・標準積算資料を参照)
② 特に効果の高い適用範囲
・周辺地盤の変位を極力抑えたい現場
・比較的に改良強度が低い内部河川、内部護岸等の耐震補強工事
③ 適用できない範囲
・表層部、あるいは空打ち部にコンクリート残土等の廃棄物、砕石、玉石等の障害物がある場合
・湧水・伏流水がある地盤
・水平施工、斜施工
④ 適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・道路土工 軟弱地盤対策工指針(日本道路協会)
・SMM-Low工法 技術・標準積算資料(ダイナミックジェット工法研究会)