新規性
・1方向1ノズル噴射から2方向(扇状改良の場合は1方向)複数ノズル同時噴射に変えた。
・硬化材料の噴射圧力を20MPaの仕様から、40MPaの超高圧噴射に変えた。
・硬化材料の噴射量を60l/分の仕様から、任意の改良体径を造成するために200l/分~450l/分の大容量噴射に変えた。
期待される効果
・2方向(扇状改良の場合は1 方向)複数ノズル同時噴射に変えたことにより、
1)噴射撹拌効率が向上したため、造成作業時間を短縮でき、工程の短縮が図れる。
2)噴射撹拌効率が向上したため、硬化材噴射総量と建設汚泥の発生量が減少し、地球環境への影響抑制が図れる。
・40MPa の超高圧噴射に変えたことにより、
1)改良体の出来形が大口径化したため、改良体の施工本数が削減され、経済性の向上が図れる。
2)改良体の出来形が大口径化し改良体の施工本数が削減されたため機械の移動回数が減少し、施工性の向上が図れる。
・任意の改良体径を造成するために200l/分~450l/分の大容量噴射に変えたことにより、
改良範囲に適した改良体径を選択することができるため、改良体の施工本数が削減され、経済性の向上が図れる。
適用条件
① 自然自然条件
・風速:平均風速が10m/s以下
・雨量:1時間当たりの降雨量が20mm以下
② 現場条件
・硬化材プラント設置ヤードとして、最小設置スペースが220㎡(10m×22m)必要
③ 技術提供可能地域
・技術提供可能地域については制限なし
④ 関係法令等
・「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(昭和45年12月25日法律第137号)
・「セメントおよびセメント系固化材の地盤改良への使用および改良土の再利用に関する当面の措置について」(平成12年3月24日建設省技調発48号)