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2024/08/30 更新
  • 図ー1 本システム概要
  • 図ー2 本システムの沈下抑制効果(シールド機外側テール部の注入装置の場合)

NETIS登録番号:CG-210010-A

概要

・シールド工法において、掘進時の裏込め注入システムに新たなシステムプログラムを追加し、掘進停止時にも掘進時の裏込め注入ポンプを自動制御することで既に注入された裏込め注入材(以下、「裏込め材」)を加圧保持するシステム(以下、「本システム」)であり、裏込め材の圧力低下に伴うテールボイド沈下を抑制する(図ー1ーイ))。
・本システムは、掘進時の裏込め注入方法である図ー1ーロ)のa)シールド機外側テール部の注入装置、またはb)坑内のセグメント注入孔からの注入に適用可能である。

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新規性

・掘進停止時の裏込め材の圧力低下に伴う、テールボイド沈下抑制を、裏込め二次注入から裏込め圧保持システムによる注入に変えた。

期待される効果

・裏込め圧が設定下限値になれば設定上限値になるまで自動注入して裏込め圧を保持するため、テールボイド周辺の地山の緩みを防止し、沈下を抑制できる(図ー2)。
・実証施工では掘進時のみの裏込め注入に比べて、テールボイド沈下を約50%抑制した。
・裏込め圧低下に伴いテールボイドへの裏込め材を追加補充でき、確実なテールボイド充填が可能となるため、坑内への漏水がなく、品質の向上が図れる。
・裏込め圧の設定によって自動注入、自動停止が可能なため、施工の機械化が向上する。
・裏込め二次注入時のセグメント注入孔から、坑内への異常出水や可燃性ガス流入の危険性がなくなるため、坑内の安全性が向上する。
・裏込め二次注入時の作業員や注入設備が不要となるため、経済性が向上する。
・沈下抑制と同時にセグメントの安定も促進され、周辺地盤の変位と応力解放を最小限にすることでき、超近接や併設シールド工事における合理的な設計、施工が可能となる。

適用条件

① 自然条件
・特になし。
② 現場条件
・特になし。
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。

施工事例・施工実績

工事採用実績

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施工手順

会社情報

会社名
(株)グリーンアース
TEL
047-318-5200
企業情報
公式サイト

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