Hyper-SEC(H-SEC)練混ぜ

2024/11/12 更新
  • SECとは(造殻想定モデル)
  • 新技術との比較
  • 従来SECのフローチャート
  • H-SEC(クラス3)のフローチャート
  • H-SECの生産性に応じたランク別区分

NETIS登録番号:KT-230312-A

概要

SEC練混ぜはコンクリートそのものの品質を向上させる技術であり、トンネルやダムの現場で採用されてきた歴史のある工法。
H-SEC練混ぜは、既存のSEC工法の課題であった一括練りに比べた練混ぜ時間の長さを、練混ぜ手順の見直しとコスト効率のよい添加剤の使用で解決した。4つのランク区分に分かれており、生産性に応じてランク区分を切り替えて高品質なコンクリートを経済的に出荷することを可能にした。

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公的評価番号等

建設技術審査証明:第0309号(SECコンクリート)(一財)土木研究センター

新規性

SEC練混ぜはコンクリートの品質向上のために練混ぜ水を2回に分けて投入する。H-SECは必要に応じて安価な添加剤を使用することで、一括練りと同等の時間で高品質なコンクリートの製造を可能にした。(ランク2~4)
ランク1は添加剤を入れないため、従来のSECと同等の設備で対応可能だが、減水剤の投入タイミングを変更することにより、打ち込みコンクリートのブリーディング減少を実現し、更なる品質向上となった。

期待される効果

・打込みコンクリートのブリーディングが低減するため仕上げまでの時間が短くなり、振動充てん速度が約2倍になり施工性が向上する。さらに、強度が増大してバラツキが小さくなるため、構造物の品質が向上する。
・吹付けコンクリートでは、吹付時の粉じん発生量とはね返り率の減少により施工の安全性が向上し、廃棄物量も減少するため周辺環境への影響が低減する。
・吹付時の粉じん発生量とはね返り率の減少により、材料費が低減され、経済性の向上が図れる。

適用条件

① 自然条件
・特に無し
② 現場条件
・特に無し
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限無し
④ 関連法令等
・特に無し

■適用範囲
① 適用可能な範囲
・コンクリートの設計基準強度が72N/mm2以下のコンクリート
・JISで規定した範囲のセメントおよび混和材を使用するコンクリート
② 特に効果の高い適用範囲
・粉じん低減対策や施工性向上のためのNATMにおける吹付けコンクリート
・ダムや舗装コンクリートの振動締固め対策としての固練りコンクリート
・作業時間短縮のための充填性向上型二次製品用コンクリート
・ポンプ施工が困難な長距離圧送や高所圧送対策のポンプ圧送コンクリート
・ブリーディング対策としての軟練りコンクリート
・品質が安定した現場施工杭の水中コンクリート

 

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施工事例・施工実績

施工手順

カタログ

H-SEC練混ぜ

会社情報

会社名
(株)IHI建材工業
TEL
03-6271-7211
企業情報
公式サイト

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