新規性
(1)タフライトJr
・コンクリートに合成繊維製短繊維を添加する。
・細かな幹枝構造とそれを束状にまとめた構造に加工した短繊維を、ひび割れ発生と生長の抑制、剥落の防止に使用する。
・断面を扁平状にし、母材との付着面積を大きくした。
(2)タフライトRG
・モルタルに合成繊維製短繊維を添加する。
・細かな幹枝構造とそれを束状にまとめた構造に加工した短繊維を、ひび割れ発生と生長の抑制に使用する。
・断面を扁平状にし、母材との付着面積を大きくした。
(3)タフライトCP
・コンクリートに合成繊維製短繊維を添加する。
・細かな幹枝構造とそれを束状にまとめた構造に加工した短繊維を、ひび割れ発生と生長の抑制に使用する。
・断面を扁平状にし、母材との付着面積を大きくした。また、タフライトJrよりもさらに繊維断面積を小さくしたため、本数が増え、細かなひび割れへの効果を高めた。
期待される効果
(1)タフライトJr
・剥落防止効果(短繊維の添加されていない場合と比較して、10.1倍の打撃回数まで耐えることを確認している)
・ブリージング低減効果(添加されていない場合と比較して、ブリージング水量が約53%低減される)
(2)タフライトRG
・収縮ひび割れの抑制効果(添加されていない場合と比較して、材齢144時間後でもひび割れを確認できなかった)
・靱性(タフネス性)向上効果(添加されていない場合と比較して、曲げで1.8倍引張りで5.1倍のエネルギー吸収力を示すことを確認している)
・耐凍結融解性能向上効果(添加されていない場合と比較して、相対動弾性係数が1.3倍に改善される)
(3)タフライトCP
・収縮ひび割れの抑制効果(添加されていない場合と比較して、材齢144時間後でもひび割れを確認できなかった)
適用条件
① 自然条件
・コンクリート、モルタルの自然条件と同じである。
※雨天、強風時の施工は原則として禁止
② 現場条件
・添加専用の作業スペースの確保は必要なし。
・汎用ミキサー、アジテータ車以外の特別な機械は不要である。
③ 技術提供可能地域
・日本全国技術提供可能。
④ 関係法令等
・特になし。