新規性
水や材料を一度に投入する一括練混ぜ方法を、練混ぜ水を分割して所定の順序にて材料を投入する方法に変えた。
期待される効果
練混ぜ水を分割して所定の順序にて材料を投入する方法に変えたことにより、骨材の周囲に低水セメント比のセメントペーストが造殻されることから、以下の効果が期待できる
・ブリーディングの発生が抑制されてブリーディングが起因となってできる鉄筋や骨材の下面の空洞がなくなり打ち込み後のコンクリートの品質が向上する。
・分離抵抗性が増すためポンプ圧送圧による水の分離が軽減されて閉塞などのトラブルがなくなり、打設時の施工性が向上する。
・コンクリート自体の粘着力が増し、吹付けコンクリートの付着が良好となるためはね返り率が低減するので、材料コストが下がり経済性が向上する。
・コンクリート自体の粘着力が増し、吹付けコンクリートの場合には粉じん発生量が低減し、作業環境が向上する。
・吹付けコンクリートの内部組織が緻密となり材齢28日コア強度が高くなり、品質が向上する。
適用条件
① 自然条件
・特になし。
② 現場条件
・特になし。
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし。
④ 関係法令等
・水質汚濁防止法、1970年環境省
・大気汚染防止法、1968年環境省
・騒音規制法、1968年環境省
・建築基準法.、1950年国土交通省
使用する機械・工具
- 空気圧縮機
- コンクリートプラント
- 集塵機
- 送風機
- トラックミキサー
- 風管
- 吹付機