① 環境に配慮した舗装材料
・特殊潤滑油と反応補助材を加えたことにより、アスファルト混合物の製造温度を約50℃低下(従来技術は製造温度が約160℃であるのに対して新技術は約110℃で製造可能)させることができるようになり、製造時のCO2排出量が約30%低減され、地球温暖化現象の抑制に寄与することができる。
② 高い耐久性
・水分と反応する添加剤を加えたことにより、従来の常温合材と比べて高い耐久性が得られる(従来技術は揮発成分(鉱物油、溶剤等)を含んでいるため、高い耐久性が得られない)。また、雨天時における施工に際しても油膜が発生しないため、施工箇所の周囲に油などが流出しない。
③ 優れた硬化性
・水分と反応する添加剤を加えたことにより、散水した直後に硬化が始まるため、重交通道路においても施工後早期(1時間程度)(従来技術は主に軽交通道路のみ)で交通開放が可能である。
・安定した貯蔵性
④ 密閉性の高い袋を使用しているため、長期保存(未開封の状態で製造後6ヶ月以上(従来技術は1ヶ月程度))が可能である。
適用条件
① 自然条件
・特になし
② 現場条件
・水溜りがあっても施工可能であるが、泥分が多い場合には、取り除く必要がある。
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし
④ 関係法令等
・道路構造令の解説と運用(社団法人 日本道路協会 2004年2月)