新規性
・腐食した鋼管支柱の補修をビーム撤去、支柱撤去、支柱建込(新材)、 ビーム設置(再利用)で行っていたのを取り替え工事を行わずに補強した。
・鋼管支柱内にU字型補強鉄筋とプレミックスモルタルを入れて、腐食して強度が落ちた部分を補強、鉄筋コンクリート構造体を形成した。
・鋼管支柱1本分の補強材料をセットにして、Uガードキット(U字型補強鉄筋・混和剤(高性能減水剤)・プレミックスモルタル(水を2.5リットル加えたものが、支柱1本分のモルタル量)・樹脂製蓋(ポリプロピレン))とした。
期待される効果
・鋼管支柱の取り換え工事を行なわずに補強できる工法としたことにより、施工費用と施工日数の低減が期待される。
・鋼管支柱の補強を行なうことにより、耐久性向上、また、従来技術では廃棄処分の鋼管支柱を再利用するので、廃棄物の低減が期待される。
適用条件
① 自然条件
・強風、豪雨、積雪の場合には施工しないこと。
・プレミックスモルタルの使用温度範囲(5~35℃)で使用すること。
② 現場条件
・使用機材は大型機械が不要である為、路肩規制(1.5m)で可能。従来技術は支柱の撤去、支柱建込の為の抜柱機、打込機(4tトラック)が必要である為、車線規制が必要であった。
■施工スペース
資材運搬トラック2tトラック幅1.9m×長さ6.0m=11.4m2
作業スペース幅1.0mx長さ0.5m×4人=2.0m2
資材仮置きスペース幅1.5m×長さ1.5m=2.3m2
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具
- エアーバキューム
- 高圧洗浄機
- ディスクグラインダー
- ハンドミキサー