SPR工法

2024/02/29 更新
  • 自由断面SPR工法

概要

SPR工法は、帯状の塩ビ製更生材料(プロファイル)を既設管きょ内にスパイラル状に巻き付けながら更生管を構築する製管方法で、既設管きょと更生管の隙間に特殊裏込め材を充填し、既設管、裏込め材、更生管が一体化した強固な複合管を構築する工法である。製管方法は、プロファイルを既設マンホールに設置した製管機に送り込み、スパイラル円筒状に製管する元押し式製管方式と製管機が既設管内を自走して既設管の形状に合わせて製管する自走式製管方式があり、一般的に既設管径800mmまでの円形管は元押し式製管方式、それ以上の円形および非円形管は自走式製管方式を使用する。

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新規性

・下水供用中でも製管が可能なため、本管内の仮排水が不要
・施工後は更生管・裏込め材・既設管が一体化され、新管と同等以上に強度のある複合管として更生される
・自走式製管方式を用いれば長距離施工、曲線施工、部分施工も容易にできる
・更生材は日本下水道協会の工場認定材のため材料検査が不要で、更生管の品質が安定している

期待される効果

・既設管形状が円形、矩形、馬蹄形のほかあらゆる断面を製管できる
・急な集中豪雨などでも作業を中断でき、プロファイルの接続で作業を再開できる
・プロファイルの材質は硬質塩化ビニル製のため、耐食性、耐摩耗性に優れ、酸、アルカリ、硫化水素などに侵されない
・更生管は継手がない一体管路となり、耐震性に優れる

SPR工法は、帯状の塩ビ製更生材料(プロファイル)を既設管きょ内にスパイラル状に巻き付けながら更生管を構築する製管方法で、既設管きょと更生管の隙間に特殊裏込め材を充填し、既設管、裏込め材、更生管が一体化した強固な複合管を構築する工法である。

 

製管方法は、プロファイルを既設マンホールに設置した製管機に送り込み、スパイラル円筒状に製管する元押し式製管方式と製管機が既設管内を自走して既設管の形状に合わせて製管する自走式製管方式があり、一般的に既設管径800mmまでの円形管は元押し式製管方式、それ以上の円形および非円形管は自走式製管方式を使用する。

 

 

 

   特 徴

 

1.下水供用中でも製管が可能なため、本管内の仮排水が不要である。

2.施工後は、更生管・裏込め材・既設管が一体化され、新管と同等以上に強度のある複合

  管として更生される。

3.自走式製管方式を用いれば、長距離施工、曲線施工、部分施工も容易にできる。

4.既設管形状が円形、矩形、馬蹄形の他、あらゆる断面を製管できる。

5.急な集中豪雨などでも作業を中断でき、プロファイルの接続で作業を再開できる。

6.プロファイルの材質は、硬質塩化ビニル製のため、耐食性、耐摩耗性に優れ、酸、アル

  カリ、硫化水素などに侵されない。

7.更生管は継ぎ手がない一体管路となり耐震性に優れている。

8.更生材は(公社)日本下水道協会の工場認定材のため、材料検査が不要で更生管の品質

  が安定している。

 

 

 

   実 績

 

SPR工法は、更生管が強度と耐久性に優れた工場認定材であることに加えて、下水を流しながら施工できることが高い評価を受け、47都道府県全てに及ぶ実績がある。

 

また、下水道管をはじめ農水、民間など広い範囲に対応し施工総延長は1,486kmを超えている。

 

 

 

   今 後 の 展 開

 

SPR工法は、円形の小中口径管用SPR工法から始まり、大口径管用SPR、あらゆる断面に適用できる自由断面SPR工法、そして曲線部施工へと開発を行ってきている。今後は、管渠内施工の安全性と施工コストの縮減の観点から、省力化や、工期の短縮を目指す。

 

 

 

   作 業 手 順

 

石神浄化施設機能改善工事 2013年(千葉県)

元押式製管方式

 

石神浄化施設機能改善工事 2013年(千葉県)

自走式製管方式

 

石神浄化施設機能改善工事 2013年(千葉県)

自由断面SPR工法

 

 

 

 


 

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
日本SPR工法協会
TEL
03-5209-0130
企業情報
公式サイト

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