中小橋梁のボックスカルバートによる補強工法

2022/12/19 更新
  • 既設の橋梁
  • 既設の橋梁全体を補強する方法
  • 既設の橋梁の中央部を補強する方法

NETIS登録番号:KT-160067-A(旧登録)

概要

老朽化した中小橋梁をプレキャストPCボックスカルバートで一体化する補強工法

新規性

・老朽化した中小橋梁を、新規架替え工法から、桁下空間にプレキャストPCボックスカルバートを設置し、既設の橋梁と一体化する補強工法に変えた。

期待される効果

新規架替え工法から、プレキャストPCボックスカルバートの設置による補強工法に変えたことにより、以下の向上が期待できる。
■経済性
・既設の橋梁を現道交通として使用することで、従来技術(新規架替え工法)に必要な施工時の仮設道路(迂回路)の設置、および既設橋梁の撤去が不要になり、コストが縮減される。
■工程
・仮設道路(迂回路)の設置、および既設橋梁の撤去が不要なため、作業の工程を削減できる。
■品質
・老朽化した中小橋梁とプレキャストPCボックスカルバートを一体化し、橋梁の長寿命化を図ることで、完成後における橋梁としての耐久性が向上されるため、従来技術(新規架替え工法)と同等の品質を確保できる。
■安全性
・仮設道路(迂回路)への迂回、および既設橋梁の撤去が不要なため、迂回による事故や解体に伴う危険性が減少する。
■施工性
・作業工程数が削減されることと、プレキャストPCボックスカルバートを適用することで、施工性が向上する。
■周辺環境への影響
・仮設道路(迂回路)の設置が不要なため、施工に必要なスペースが最小限で済む。

適用条件

① 自然条件
・雨天でも施工が可能であるが、悪天候では施工できない。
・渇水期の施工を原則とする。
② 現場条件
・横引きを開始する場所へ、プレキャストPCボックスカルバートを吊り降ろすための移動式クレーンなどの設置スペースが必要である。
(例)
 内空12mのボックスカルバートの場合(32m×12m=384m2以上)。
 内空 4mのボックスカルバートの場合(24m× 9m=216m2以上)。
 ただし、ボックスカルバートの形状やトラックの搬入路の位置によって変化する。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
旭コンクリート工業(株)
TEL
03-3542-1201
企業情報
公式サイト

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