新規性
・主材料を鉄筋・モルタルから、砂・セメント・長繊維からなる長繊維混入補強土に変えた。
・構造物の形状を矩形格子枠状から、面状に変えた。
・吹付作業を人力施工から、機械施工に対応可能にした。
・セメントの標準使用量を400kg/m3から、15kg/m3に減少させた。
・機械施工では計量器から、スクリューホッパー(砂ホッパー兼用計量装置)に変えた。
期待される効果
・砂・セメント・長繊維からなる補強効果を有する長繊維混入補強土に変えたことにより、鉄筋組み立て作業が不要となり、作業の省力化・経済性の向上が図れる。
・砂・セメント・長繊維からなる長繊維混入補強土に変えたことにより、全面緑化が可能となり、周辺景観と調和し周辺環境への影響が抑制される。
・構造物の形状を矩形格子枠状から面状に変えたことで、吹付け作業による平滑仕上げが容易で、コテ作業無しに施工できるため省力化が図れる。
・機械吹付作業になった場合は、日当たりの吹付量が増加し、工程の短縮が図れる。
・使用するセメント量を変えたことにより、セメント架台(置場)が不要となり、プラントの設置面積が狭くなり施工性が向上する。
・機械施工では、スクリューホッパー(砂ホッパー兼用計量装置)に変えたことにより、プラントの設置面積が狭くなり施工性が向上する。
適用条件
① 自然条件
・降雨時の吹付け作業は避ける。
② 現場条件
・プラント設置スペース(最大)。
機械吹付システム:60m2(5m×12m)。
人力吹付システム:90m2(5m×18m)。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・「土壌の汚染に関わる環境基準」(平成3年8月23日環境庁告示46号、平成6年2月21日一部改正環境庁告示第25号)