新規性
従来工法の草刈り作業を年2回行う必要があったが、防草カッター工法で新たに構築する目地形状は、植物本来の成長方向に弊害をもたらす構造となる。また、植物の成長メカニズムの一つ「屈性」は、植物ホルモン「オーキシン」によって調節されており、構造物や構築物の目地に生えてくる雑草の成長方向が逆向きとなることで、成長ホルモンのアンバランスから雑草は自ら成長を止める。(10年経過)
期待される効果
・繰り返しの草刈り対策工事が不要となることで、人と時間と予算が不要となり、国土強靭化、国土環境対策の一つとなる。
・従来対策工事(草刈り作業、防草製品対策工事、他)で排出する温室効果ガスの一つ、CO2排出量は約「232kg-CO2/100m」を排出しており(NETIS登録技術より算出)、経年的に削減される効果は大きい。
・通学路など道路歩行者にとっても、健康被害(花粉症、害虫)を減少する。
・植物種によっては乾燥、光彩が無くても環境に合わせ繁茂成長するが、防草カッター専用ブレードで剥離する新たな目地形状は、植物の成長方向とメカニズムを利用するため、どのような自然環境であっても植物が自ら成長を抑制することで、防草を可能としている。
適用条件
① 自然条件
天候不良(降雨、雪時)の場合は、施工困難な場合あり。
② 現場条件
カッター機器を使用するため作業スペースが必要。
段差やガードレール(ポール)等がある場合には、施工困難もあり。
③ 技術提供可能地域
全国
④ 関係法令等
廃棄物処理及び清掃に関する法令
コンクリート目地、建物の屋上、中央分離帯、舗装材の隙間に法面排水管まで。
条件が揃えば、どこにでも植物は成長する。