PC構台システム

2021/02/09 更新
  • 右側新技術梁材をシステム化し、斜面、軟弱地盤に対応
  • 軟弱地盤でジャッキを増やした例

NETIS登録番号:CB-140005-A(旧登録)

概要

強度や地盤に対応した、筋交、梁等の部材を支柱にセットして構造強度,大引材、ジャッキの位置を調整する技術

新規性

・構台を山間部や災害復旧現場で使用するには、多種多様の用途に適応させるため搭載機材の幅広い重量、機能に対応する必要が有り、設置する地盤も不整地で軟弱な地盤も予期される。
・従来は、構台の剛性を高める梁材がなく支柱と水平材の接合のシステムであったが、搭載機材の重量、現場の斜度、地盤の状況に応じて単管クランプやH鋼等、補強や基礎部分を作っていた。
・新技術は次の規格でPC構台を制作した。
*剛性の高いフレーム状の梁材を自由な位置に設置できる支柱を開発した。
*筋交いの長さを調整可能とした。
・この結果、次の点が改善した。
・構台のほとんど全般をシステム材で組み上げられる。
・構台の剛性をシステム材のみで調整及び強化できる。
・梁材中間点からもジャッキや大引受材が設置できる。

期待される効果

・全般をシステム化したことにより、現場で組立てが容易で品質及び安全性も向上した。
・設計も迅速にでき、緊急の工事、事故対応の要求も満たしやすくなった。
・資材の種類、量が減り管理が容易で効率的なためユーザーの資材利用経費が低下した。
・設計経費の節減、施工精度の向上等の結果が得られた。
・補強材の使用がほとんど不要となり経費が節減された。
・構台の剛性を調整及び強化でき、天板の斜度の調整が容易になったことにより 構台の他、仮設桟橋としても使用できる。
・梁材中間点からもジャッキが設置できることにより、地盤の整備が少なくて済むため環境負荷を低下させることができた。
・軟弱地盤への対応が容易となった。

適用条件

① 自然条件
・労働安全衛生規則:悪天候(強風・大雨・大雪等)のため作業の実施について危険が予測される時は、作業を中止
・強風:10分間の平均風速が毎秒10メートル以上の強風時
・大雨:一日の降水量が50ミリメートル以上の降雨
・大雪:一回の降雪量が25センチメートル以上の降雪
② 現場条件
・法面工事全般(但し、資材などの運搬が可能な現場)
③ 技術提供可能地域
・本構台を使用した施工:静岡県近県(但し、運搬費は別途)
・本構台システムの販売:全国
④ 関係法令等
・社団法人 仮設工業会「仮設構造物の安定性に関する承認規定」に基づく。

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
(株)タイセン工業
TEL
054-622-8275
企業情報
公式サイト

このカテゴリーでよく見られている工法