LIBRA Ⅱ

2024/10/07 更新
  • 河川での12.5m支間の架設状況

NETIS登録番号:KK-160025-A(旧登録)

概要

河川において100t吊りクローラクレーンで幅員6m、支間長12.5mの縦架設を可能にした仮設桟橋工である。

新規性

・主桁の材質をSM490A材に変更、幅員6mで作業可能な100tクローラを採用した事により、縦架設による支間長12.5mの設置を可能にした。
・支間長12.5mを実現した事で、渇水期毎の架設撤去から他の諸条件が基準を満たせば、河川協議により通年施工が可能な場合がある。
・工場出荷時に輸送可能荷姿まで組付ける事で現場での地組を前倒した。
・工場製作品を地組作業で上部・橋脚補強材を一体化、杭打設用の導材とした。
・架設撤去に伴う足場設置を地組工に取り込んだ。
・橋脚補強先行架設方式とした事により、水上足場と水中施工である潜水作業を削減した。
・鋼管杭の賃料提供を可能にした。

期待される効果

・支間が長くなる事により杭本数が削減でき経済性が向上する。
・支間長12.5mを実現したことで、他の諸条件が基準を満たせば、河川協議により通年施工が可能な場合があるため、全体工事計画の短縮と桟橋架設撤去の繰り返しに伴う重複費用の削減ができる。
・工場製作で主部材をパネル化し、出荷時に地組を前倒しすることで主部材の取扱い点数が削減され架設と併行作業である現場地組工程が短縮できる。
・工場製作品は地組にて一体化され斜張設備で片持ち架設される上部材と橋脚補強材が杭打設用導材となり、その構造から杭の偏心量が抑制され施工精度の向上に繋がる。
・架設撤去に伴う足場は、地組工において専用足場を設置するため足場設置に掛かる工程短縮と施工性の向上が図れる。
・橋脚補強先行架設方式により、水上足場への昇降作業を省略し高所作業や水中の橋脚補強など潜水作業を削減できる事から安全性の向上、省人化に繋がる。
・鋼管の賃料提供を可能にした事で経済性の向上に繋がる。
・杭打設は最大N値80以下のバイブロハンマ施工に加え拡径式ダウンザホールハンマの採用により、崩壊性地盤・互層地盤と全ての硬質地盤・岩盤層に対応が可能である。

適用条件

①自然条件
風・雨・雪など悪天候での作業は行わない。
・平均風速10m/s以上は、作業を中止する。
・気温5℃以下での溶接作業は行わない。但し、天候の影響を受けないように適切な養生などの処置を行う場合はこの限りではない。

②現場条件
・仮桟橋起点部において当初に最大長さ60m×40m(平場溶接有りの場合)2,400㎡程度の地組ヤードが必要となるが、建込溶接の有無や架設の進捗により、約50%程度となる。

③技術提供可能地域
日本全国技術提供可能。
基地:兵庫県(輸送費は地域により異なります)

④関係法令等
・労働安全衛生法
・騒音規制法
・振動規制法
・水質汚濁防止法
・河川法
・道路法

施工事例・施工実績

工事採用実績

多数
多数
多数

施工手順

会社情報

会社名
(株)横山基礎工事
TEL
0790-82-2215
企業情報
公式サイト

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