新規性
・工場で製作した部品を現場で簡単に組み立てることが可能となった
・ロックボルトを設置後、受圧板を設置することで逆巻き施工が容易にできるようになった
・吹付機械を必要とせず、現場での施工環境の向上を図った
・ロックボルトに一部自由長部を設け先行荷重を付加できるように補強材を改良した
・基本工法(タイプⅠ)に付属品を付加または変更することによって、現場条件による工法の使い分けが可能となった
期待される効果
・経済性:経済性で2.43%改善できた
・施工性:従来技術の吹付枠工と比較して現場作業で33%改善できた。また、ロックボルトに設置する鋼材は最大10kg程度となっているため、人力による運搬、設置が容易でクレーン等の機械類を必要としない
・品質:工場生産の鋼製部材のため高品質
・早期効果:受圧板設置後、即時に効果が得られる
・安全性:上方からの逆巻施工が容易であり、安全性に優れる
・環境性能:自然斜面などにある立ち木を伐採することなく自由な配置を考えることが可能であり景観の保持に優れる
・景観性:従来のコンクリートがもつ人工白色のイメージをなくすことが可能となった
適用条件
① 自然条件
・受圧板設置地盤が概ねN値10程度以上で施工可能
・適用勾配は原則1:0.3~1:1.8
② 現場条件
・切土法面、立ち木のある自然斜面で適用できる
・ロックボルト設置後は、プレストネット工の部材が軽量のため人力作業で施工可能でありクレーン等の機械類は必要としない
③ 技術提供可能地域
・制限なし
④ 関係法令等
・特になし