石膏系中性固化材(エコハードAⅡ)

2022/12/19 更新
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NETIS登録番号:CB-160012-A(旧登録)

概要

石膏系中性固化材(エコハードAⅡ)を使用した工法は、建設汚泥や浚渫土などの泥土に対して添加混合することで、泥土のpHに影響を与えることなく中性域(pH5.8~8.6)のまま、短時間(30分~120分程度)で固化処理する技術である。
固化材単体で土壌環境基準に適合することや魚毒性がないことを第三者機関で確認しており、固化材単体が中性であるため植生機能を阻害することなく泥土を処理することができ、周辺環境に配慮した施工が可能な「環境にやさしい」土質改良材である。

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新規性

・固化材を生石灰から半水石膏を主原料とする中性固化材に変えた。

期待される効果

・固化反応が中性域のまま30分~120分程度と短時間で終了するため、生石灰と比べて仮締固め・二次混合・中和処理が不要となり、トータルコストの低減および工程の短縮が図れる。
・固化材自身が中性であるうえ、固化反応が中性域のまま終了するため、生石灰と比べてアルカリによる動植物への影響がなく、周辺環境への影響が向上する。
・有機質土を処理する場合、アルカリ化によるアンモニア臭発生の恐れがないため、周辺環境への影響が向上する。
・発熱量が生石灰の約1/9と小さいため、発熱による発火・火傷の恐れがなく、強アルカリ物の飛散がないため、安全性が向上する。
・固化材単体に魚毒性がないため、水生生物への悪影響がなく、周辺環境への影響が向上する。
・固化材単体の溶出試験で土壌環境基準に適合するため、安全に使用できる。(注)
(注)フッ素溶出問題について
原料石膏の種類によるフッ素化合物の溶出問題については、高機能フッ素処理剤「Fクレスト」を開発し、固化材単体でのフッ素溶出量が土壌環境基準値内となるよう、Fクレストを適宜添加してフッ素溶出対策を図っている。

適用条件

① 自然条件
・雨天時施工不可。
② 現場条件
・特になし。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・環境基準法に基づく土壌環境基準
・土壌汚染対策法に基づく特定有害物質の含有量基準
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律
・建設汚泥の再生利用に関するガイドライン

使用する機械・工具

  • バックホウ
  • タイヤローラ

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
チヨダウーテ(株)
TEL
059-363-5555
企業情報
公式サイト

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