新規性
・従来のトータルステーションで行っていた現地測量を、UAV搭載型レーザ測量システムに変えた。従来の現地測量では、現地に直接立ち入って地物を計測するため多くの作業日数を要していたが、UAV搭載型レーザ測量システムでは、空中から効率の良い計測が可能であるため、大幅に作業日数を軽減する事が可能となった。
期待される効果
■作業スピードの向上
・UAV搭載型レーザ測量システムは、空中からの効率の良い計測が可能。
<従来技術との比較> 現地測量:13日⇒新技術:1日
■作業コストの縮減
・UAV搭載型レーザ測量システムは、基準点測量が不要なほか、現地作業日数の削減の効果でコストを縮減できる。
<従来技術との比較> コスト縮減率37.53%
■安全性向上
・急斜面等の危険な現地への立ち入りを大幅に軽減する事が可能なため、安全性が向上する。
■品質向上
・高密度なレーザ点群が取得でき、従来技術では表現できなかった微地形表現が可能となる。
■環境影響の抑制
・現地への立ち入りが不要なため、樹木の伐採等も不要となる。
適用条件
① 自然条件
・晴天、曇りで計測可能
・降雨、降雪、強風(風速5m/s以上)での計測作業は不可。
② 現場条件
・急峻地形でもUAVより上空から計測可能。
・離発着場として、上空視界の開けた2m×2mの平地が必要。
・航空法による飛行禁区域では計測不可。(但し、申請により対応可能な場合あり)
・計測飛行高度に送電線などの空中障害物がないこと。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・航空法
・電波法
使用する機械・工具