新規性
・従来はプローブから得られる動画のキャプチャ画像から1ラインずつ展開図を作成するアルゴリズムだったが、3ラインずつ展開図を作成するアルゴリズムを開発し、採用した。
・従来機は電源ユニットが別接続であったが、これを内蔵にした。
・従来はプローブのLED部分が前方向を照らすタイプであったのに対し、本装置はLEDを横向きに照らすよう配置した。
・従来はプローブのLED光量の調節が5段階であったが、無段階で調節できるようにした。
・従来は非常用停止装置が搭載されていなかったが、搭載した。
・従来は、前方視動画は別途ビデオ機器により撮影、保存を行っていたが、新技術では、自動的に前方視動画の撮影、保存を行うようにした。
期待される効果
・開発した展開図作成アルゴリズムにより、観測速度が3倍に向上した。これにより観測時間が大幅に短縮された。
・接続しなければならないケーブルの本数が削減されたことにより、設置が安易となり、準備工程が短縮され、施工性が向上した。
・プローブのLED部分を横向きに照らすよう配置したことにより、従来機種では暗くて見えなかった孔壁の拡大部分でも観測可能にした。
・状況に応じてLEDの光量を調節し、品質の高い画像を観測出来るようにした。
・本装置に非常用緊急停止スイッチを搭載することにより、安全性を確保した。
・前方視動画を付属することにより、展開図では分かりづらい孔壁の凹凸や崩壊部の状況を、さらに直感的に把握することを可能にした。
適用条件
①自然条件
動作温度・・・0℃~+50℃
②現場条件
プローブの耐水圧・・・水深約140m
作業スペース・・・4㎡以上
③技術提供可能地域
全国
④関係法令等
特になし