新規性
従来のボーリングマシンにセンサーを取り付け、掘進時の変化をリアルタイムで可視化して確認できるようにするとともに、データを蓄積できるようにした。
期待される効果
・掘進時の変化をリアルタイムに可視化することにより、機器の操作さえ習得すれば、ボーリング機長の経験や技量(掘進技術の習熟)に依存せず、高品質のボーリングコアが取得できるため、品質と施工性が向上した。
・データ蓄積をできるようにしたため、掘進データにより地質状況を解釈できるようになった。
・掘進に係わるデータを1つのモニターで確認できることから、判断を伴う操作性が向上した。
・従来技術のような気泡発生装置やコンプレッサー等の大型機材の搬入が不必要となり、仮設への手間と時間が改善した。
・ポリマー系泥水を循環させることで、気泡等が発生せず、掘進孔周辺の現場環境が気泡で溢れることはなくなった。
適用条件
① 自然条件
・気温0℃~40℃。
・循環水の凍結や、ボーリング作業が困難な悪天候時には中止する。
② 現場条件
・従来のボーリング機械が設置できるスペース(5m×4m)が確保できること。
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし。
④ 関係法令等
・労働安全衛生規則 第二編 第二章 第二節 杭打機、杭抜機及びボーリングマシン(第172条から第194条)。