新規性
・消波工は従来天端幅や天端高さなどの寸法で管理されているが、本システムは個々の消波ブロックの3次元モデルで管理する。
・消波ブロックの測量点群データに合わせて従来は、消波ブロック3次元モデルを手動で配置していたがこれを自動化した。
・従来、ブロック据付検討はブロック模型による手作業で行っていたが、これをパソコン上の3次元モデルで可能とした。
・従来の消波ブロック模型による据付検討では、既設形状の反映に3Dプリンターを利用するなど、手間やコストがかかったが、このシステムでは容易となった。
期待される効果
・消波工の現況を忠実に再現することが可能となり、据付計画の精度向上を図ることができる。
・据付数量や据付位置や姿勢の妥当性を、事前に検証することができる。
・消波ブロックの位置や姿勢情報の出力により、ICT施工への展開が容易にできる。これにより熟練工に頼っていた据付誘導作業の改善や施工の効率化、出来形精度向上などが期待できる。
・個々の消波ブロックの出来形を把握することで、消波工全体を可視化することができる。
・個々の消波ブロックの出来形に位置情報や属性情報等を与えることで、経年変化の確認など維持管理への利用が期待できる。
適用条件
① 自然条件
・特になし
② 現場条件
・特になし
③ 技術提供可能地域
・全国
④ 関係法令等
・特になし