新規性
・作業員によるTS測量や目杭を事前に打ち、誘導員による地盤改良機の誘導から、GNSSから2D+3D位置情報を取得し、平面+3D表示で杭芯を誘導する地盤改良システムに変えた。
期待される効果
・作業員によるTS測量や目杭を事前に打ち、誘導員による地盤改良機の誘導から、GNSSから2D+3D位置情報を取得し、平面+3D表示で杭芯を誘導する地盤改良システムに変えたことにより、
1)3次元表示等を確認しながら、オペレータの技量や経験に関係なく容易に操作できるため、施工性の向上が図れる。
2)3次元表示が可能となり、水平方向の視認性が向上することで、手戻りのない精度の高い誘導が可能となるため、施工精度の向上が図れる。
3)作業船位置、杭芯位置、海底情報、地形情報が可視化できるため、安全性の向上が図れる。
4)ICT地盤改良工(施工履歴データを用いた出来形管理要領)にも適用できるため、情報化が図れる。
適用条件
① 自然条件
・波浪時以外の雨天時でも誘導は可能。
② 現場条件
・GNSS受信機の動作気温範囲は、-20~55C゜である。
・GNSS衛星を安定して受信できるように上空視界が開いている場所。
・RTK-GNSS測位で行うため、補正情報(無線、携帯電話等)が安定して受信できる場所。
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。