ミニアンカーPI工法

2024/08/29 更新
  • ミニアンカーPI概要図

NETIS登録番号:HK-170012-A

概要

自然災害等により被害を受けた擁壁や老朽化した擁壁の安定性を高め、災害に強い構造物に補強するため、先端拡大部を有する補強材を擁壁表面から挿入し、既設擁壁及び背面地盤の安定化を図る技術である。

新規性

・地山に挿入後に先端部を拡大できる構造をもった補強材である。
・先端拡大部の効果を支圧抵抗力として設計に取り入れる。
・中空ロッドを利用して先端部からのグラウト注入が可能。
・口元部にパッカーを取付けることにより、グラウトの加圧注入が可能。

期待される効果

・先端拡大部の支圧抵抗効果により、補強材長を短くでき、またピッチもとばせるため、打設本数が少なくなれば施工性が向上し工期短縮が期待できる。
・打設長が短くできるので隣地境界への侵入が問題となる場合有利である。
・中空ロッドを利用し補強材先端からグラウトを注入することにより、確実なグラウト施工が可能である。
・施工には大型の重機を必要としない為、作業空間の狭い場所でも施工可能である。
・加圧注入することにより、先端拡大部のグラウト充填が向上し、地盤とグラウトの周面摩擦抵抗力が増加することから補強材1本あたりの引抜き抵抗力が増加する。
・口元部にパッカーを取付けることにより、グラウト注入時に擁壁背面透水層にグラウトが漏出し、擁壁の排水機能が低下することを防止できる。

適用条件

① 自然条件
・大雨、強風、積雪時には施工しない
・ミニアンカーPIを拡大するには以下の地盤を目安とする
粘性土:N値≦15程度
砂質土,:N値≦30程度
・地下水がないこと(地下水低下工法との併用は可)
② 現場条件
・適用する斜面の前側が最低3m程度空間があること
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限無し
④ 関係法令等
・なし

施工事例・施工実績

工事採用実績

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1件

施工手順

会社情報

会社名
岡三リビック(株)
TEL
03-5782-9080
企業情報
公式サイト

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