新規性
・施工機械の走行軌跡管理を、オペレータの主観的判断から、GNSSあるいは自動追尾式トータルステーション(以下、TS)を活用した情報化施工に変えた。
・締固め後の品質管理を、砂置換法やRI計法(品質規定方式)から、転圧回数管理(工法規定方式)に変えた。
・転圧回数管理は、クラウドサーバを活用した面的データの一元管理とした。
・GNSSについては、1周波GNSS受信機を採用した。
・GNSSについては、1周波GNSS補正情報配信サービス「RINQ(リンク)」を受けることができる。
・施工機械への搭載機材は、GNSS内蔵の一体型とした。
期待される効果
・走行軌跡管理を、GNSSあるいはTSに変えたことにより、走行軌跡をリアルタイムに確認しながら走行できるため、転圧作業効率が向上する。
・品質管理を転圧回数の管理に変えたことにより、点的な評価から面的な評価が可能となるため、品質が向上する。
・クラウドサーバを活用した面的データの一元管理により、システムの初期設定や帳票出力が全てWeb上で運用できるため、省力化を図ることができる。
・1周波のGNSS受信機を採用したことにより、システムを安価で提供可能となる。
・1周波GNSS補正情報配信サービス「RINQ(リンク)」を受けることにより、同じ現場あるいは近くの現場で複数台に補正情報が配信されるため、経済性の負荷を軽減できる。
・施工機械への搭載機材を一体型としたことにより、システムの設置・撤去が容易となる。
適用条件
① 自然条件
・GNSS使用時は、特になし。
・TS使用時は、雨、霧、降雪の場合使用不可。
② 現場条件
・GNSS使用時は、上空視界が開け、GNSS衛星の電波受信が可能な環境であること。
・TS使用時は、TSと重機との間の視通が確保できること。
・無線通信機の電波障害が起きない環境であること。
・携帯電話網を利用する場合は、携帯電話の通信エリア内であること。
③ 技術提供可能地域
・全国
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具
- クラウド型転圧管理システム(SmartRoller)