新規性
騒音源・振動源
・油圧ブレーカ本体のピストンがチゼルを叩き打撃エネルギーを発生させることにある。
従来技術の構造
・油圧ブレーカ本体を単純に鉄枠のケース(ブラケット)で挟み込む構造。
防音タイプの構造
・油圧ブレーカ本体を密閉型ボックス構造のブラケットの中に収納した。
・ブラケット内の側面を防振防音効果をもつクッション材で覆っている。
・打撃エネルギーがベースマシンのアームに直接伝わらいように上端をトップダンパーで固定した。
・油圧ブレーカ本体とブラケットをウレタン製のダンパーキーで固定した。これによって、防音性能が高い油圧ブレーカを実現した。
期待される効果
騒音レベルの基準値85dB(A)となる距離を比較すると、標準モデル(TNB-6M)26mの距離に対して静音モデル(TNB-6M-US)は13mの距離において騒音レベルが減衰することが確認できた。
騒音値が低減されたことでのメリット
・遮音壁などの防音補助設備が軽減できる。
・周辺住民から騒音の苦情が減少することで工事計画変更のリスクが軽減され、工事コストの削減にも効果が見込める。
適用条件
① 自然条件
・自然条件は問わない。従来技術と同様。
② 現場条件
・特になし。従来技術と同様。ベースマシンが搬入・旋回可能なこと。
③ 技術提供可能地域
・何の制限もない。従来技術と同様。
④ 関係法令等
・騒音規制法-[特定建設作業に伴って発生する騒音の規制に関する基準]
使用する機械・工具