新規性
・産業廃棄物対象土を現場外の中間処理施設に搬出することなく、原位置で改良し再利用することができる。
・改良による水切りや、天日乾燥等の対策が必要なく、利用目的により第3種~第2種建設発生土以上まで改良調整が可能。
・その他セメント系等を使用した改良工法に比べ本改良土は、PH低減が早く直接緑化が可能な土として表土等にも利用できる。
・改良土は一般土と同様に、再掘削後の再転圧・再盛土も可能な土質性状により、幅広い活用性が期待されている。
期待される効果
・現場内での再利用率向上は、コストの削減及び新たな購入土の低減により、経済性・環境性が改善される。
・改良土は運搬時等の再液状化を抑制する。また改良24時間経過後に200kN/m2発現が期待されるため、早期の場内運搬を可能にし工程を円滑化する。
・発生汚泥の産廃処理施設までの運搬軽減は、周辺地域への環境改善(CO2排出抑制等)が期待される。
適用条件
① 自然条件
・含水比に大きな変化が懸念される強雨時の施工は、養生等を確実に行い品質の低下を防止する。
・気温-0℃以下の施工は、改良土が凍上するおそれがあり、養生対策等の処置が執れない場合は作業を中止する。
② 現場条件
・最小作業ヤード A=20m×14m=280m2
・使用機械類 バックホウ=2台、改良用プール(16m3~24m3用)=2基
③ 技術提供可能地域
・東北地区・関東地区(現在材料運搬可能地域)
④ 関係法令等
・廃棄物処理法、建設リサイクル法
使用する機械・工具
- ダンプトラック
- バックホウ
- バックホウ(ミキシングバケット付き)
- 水槽