新規性
・エアリフト現象を利用することで小さなエネルギーで底層水を揚水する。
・処理水はヘッド差、ならびに水温による密度差によって底泥直上に敷き詰められる。
・水面に近い位置で曝気ができる装置とした。
・貧酸素水を液薄膜に変換することでガス交換を行う。
期待される効果
・エアリフト現象の利用と曝気深度が浅い装置としたことで大きなエネルギーを要さず、送風機での稼働が可能となり処理流量の動力効率向上(50倍以上)、イニシャルコスト低減(64%縮減)が期待される。
・液薄膜とすることで、気液接触面積が大きくなり、 酸素溶解処理及び有害ガス脱気処理を効率よく行える。
・処理水は、水温による密度差によって底泥直上を緩やかに流下するため、底泥の巻き上げが発生しない。
適用条件
① 自然条件
・悪天候時には作業しない。
② 現場条件
・流速が1.0m/secを越える場合は一時撤去が必要。
・装置を稼働させるための電源(単相100V)が必要。
・作業スペース:200m2、機械(7tラフタークレーン):4.5m×5.0m、機械(4tトラック):2.1m×8.2m
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・水質汚濁に係る環境基準 1河川(2)湖沼(天然湖沼及び貯水量が1,000万立方メートル以上であり、かつ、水の滞留時間が4日間以上である人工湖)
使用する機械・工具