新規性
・ブロックを大型化、レベル施工とした。
・素材をポーラスコンクリートとし、石模様の目地を深くすることにより、明度を周辺環境明度の5.0以下とした。
・階段状に構築することで、ブロック前面に生物生息・生育空間が生まれる。
・製品中央下部をノックアウト式にした。
・裏込材と金網を一体化した空積構造も施工可能にした。
・ブロック表面を割石模様とし、緊急避難時に子供でも登れる壁面とした。
期待される効果
・ブロックの大型化、レベル施工により、施工性の向上が図れる。
・明度を5.0以下としたことにより、擁壁が目立ちにくくなるので、周辺環境に調和する。
・素材をポーラスコンクリートにしたことにより、吸音効果が期待でき、周辺環境への影響抑制を図れる。
・生物生息・生息空間が生まれ、製品中央下部をノックアウト式としたので、地上部では植生部、水中部では魚巣タイプとして利用可能となり、周辺環境に調和する。
・空積構造を施工可能としたことにより、現場条件や状況に適した構造を選択できるので、ドレーン工等の幅広い用途に使用可能。
・子供でも登れる壁面としたことにより、津波発生等の緊急避難時に高所への避難が可能となり、防災機能が期待できる。
適用条件
① 自然条件
・特になし。
② 現場条件
・製品仮置場、クレーン車の作業スペースの確保。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・道路土工 擁壁工指針
・国土交通省 ドレーン工設計マニュアル
使用する機械・工具