うらかたくん(HPB=ハーフプレキャストブロック)

2024/09/09 更新

NETIS登録番号:KK-020063-VE(旧登録)

概要

インサートを埋め込んだプレキャストブロックと専用裏型枠をセパレータで連結して擁壁を構築する技術

新規性

従来は現場打ちコンクリートで築造していたのを、プレキャスト製品とした。

期待される効果

・製品は大型化(2.236平方メートル/個)、練積専用タイプとし製品重量を軽減、前壁に勾配(1:0:5)を付けた。また、インサートを埋込んだ製品と専用裏型枠(KCパネル)をセパレータ(KCセパレータ)で連結することにより、型枠の組立て脱型作業が軽減(裏型枠は残存が可能)、型枠工を必要とせず、工期の短縮が期待できる。
・セパレータの長さは、個々の現場地形条件に合わせて安定計算を行い、擁壁断面厚を決定するので経済的になり施工費の削減が期待できる。
・額縁、額縁はつり、ストーン、石乱積み、デルタ他、壁面バリエーションを選択できるようにしたことで周囲の環境に合わせられるので、景観性の向上が期待できる。
・切土などの法面際での作業(型枠の組みばらし工程や掘削面とブロック間の狭い空間での作業が少ないなど)を短時間で済ますことにより、法面崩落事故等にあう危険性を少なくできるメリットがある。(労働災害にあう可能性が少なくなる)
・プレキャスト製品を使用することで、所定の品質の確保が容易となる。

適用条件

1.自然条件
・土質条件として、礫質土・砂質土・粘性土に適用できる。
・擁壁底面の地盤反力に対して十分な支持力が確保される場合。
・地すべりなどの恐れがなく、地山の安定した箇所。

2.現場条件
・施工機械:16tラフテレーンクレーン(現場条件により大きさを選定)が設置できるスペースが確保されている。
・搬入条件:3t~25t以下トラックが搬入できる道路があること。
・作業スペース:1パネル当たり、1m×3mの作業スペースが必要。

3.技術提供可能地域
・指定なし。

4.関係法令等
・特になし。

使用する機械・工具

  • ラフテレーンクレーン

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
ケイコン(株)
TEL
075-631-3231
企業情報
公式サイト

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