気候変動と水災害への取り組み |
近年、記録的な豪雨が増える日本では洪水や浸水、農作物への影響等、あらゆる分野で被害が甚大化している。地域の安全を確保するためには、気候変動の影響に柔軟に対応・対策する必要があり、本特集では国土交通省が推進するプロジェクトや水災害に対応したメーカー製品を紹介する。
2023.09.01
【特集記事】葛飾区「浸水対応型市街地構想」
「浸水」と「親水」を両立する街づくりを目指す 葛飾区「浸水対応型市街地構想」
2023.03.14
【特集記事】ヘリポート付 防災コミュニティセンター
~エアロファシリティー株式会社~ ヘリポート活用で避難所の機能性・安全性を高める
アクアフロート
水の浮力で作動する止水板。夜間や無人の施設でも安心、電源不要で大開口にも対応した製品である。
アクリル止水パネル
長期の使用を可能にする優れた強度&耐候性とメンテナンス、リサイクル処理に優れたアクリル止水パネル。
ウォーター・ゲート
ウォーター・ゲートは、多くの人手と手間を要する土のうに代わる、画期的な止水シートである。従来、高さ50cm・長さ10mの土のうを設置するには約450個の土のうが必要であったが、 ウォーター・ゲートなら一人で持ち運びが可能で、しかも2分で設置ができる(FPシリーズ)。更に10秒程度で設置が可能なFLシリーズもある。
防水自動ドア アルティマ
いつもは一般的な自動ドアとして使用。非常時はハンドルひとつで防水ドアへ。 (設置目安時間:約30秒)
雨水ますVトラフVTM
近年社会問題となっている「ヒートアイランド現象」に対して、国や自治他では地表面被覆の改善として保水性舗装等の整備を推進している。Vトラフはその保水性舗装等の集水ますに適した製品である。
冠水検知・警告システム キヅキミライシグナル
都市部で急速に発達する積乱雲の発生メカニズムにはヒートアイランド現象も影響するとされ、短時間・局所的に発生するゲリラ豪雨によって市街地で内水氾濫が発生する。避難勧告の危険度に対する受け手側の認識不足や自分は大丈夫と考える正常性バイアスの作用で、避難の対応や対策が遅れることが社会的課題となっている。 キヅキミライシグナルはアンダーパス冠水対策の新技術として開発されたシステム。冠水センサ付き親機が冠水を検知すると、冠水情報を無線通信で遠方に設置した複数の警告灯付き子機へ送信する。冠水検知は2段階で設定可能で、警告灯が段階に応じた色で発光し、冠水情報を表示する。
吸水土のう【水ピタ】
「水ピタ」は土を使用していない新しいタイプの土のうである。水に浸すだけで体積が約20倍に膨らみ、水害などからの浸水を防ぐ。海水・真水兼用H型は、海水約3分、真水約1分で膨らむ。ペットボトルからできたリサイクル製品。特許取得製品(特許番号:特開2003-20626)
KBドレーン工法
地下水位を低下させて非液状化層の厚みを増やすことにより、液状化に対する耐性を大きくする工法。
現場見守る君 スタンダード
主任技術者1人で現場管理が遠隔地のカメラからネット回線経由で映像で一度に複数できる技術。従来は、主任技術者1人で一度に一つの現場管理に限られていた。本技術の活用により、主任技術者1人で一度に複数の現場管理が可能になり、省人化し施工性が向上する。
豪雨・浸水対策 correo▶WEB
集水域の雨量監視、河川区域の増水監視を簡単・手軽に行えるミニマル・モニタリングシステム。観測装置は乾電池でも駆動できる小型省エネ型で、雨量観測「LLUVIA correo」と水位観測の「AQUA correo」の2種類。データは専用クラウドサーバー「corro▶WEB」に送信。ユーザーはクラウドサーバーに接続してモニタリング。警報閾値を設定すると管理者等の数か所にサーバーから警報メールを発信。
GUブロック
設置・撤去が容易な置式ガードレール連続基礎ブロック。
浸水検知システム『ウォタピ』
浸水検知システム『ウォタピ』は、電柱などに乗せた受信機がセンサとデータをやりとりし、道路や建物への冠水・浸水情報や河川・ため池などの浸水状況をリアルタイムに検知し、いち早く可視化して情報を提供。 情報共有が容易にできるため、災害の周知・警告・規制などに活用でき、水災害に強いまちづくりに貢献。
水圧四面梁
矢板設計の開削工事で使用する土留機材で、腹起材が伸縮する事により、妻方向、桁方向同時に腹起材と切梁材を設置する事ができる。
スーパージオ®工法
軽量・高強度・高耐久の再生プラスチック素材を用いた最新の地盤&雨水対策技術。使用部材の原材料はほぼ100%廃プラ由来。使用後のリサイクルも可能で、省資源化・CO2排出軽減に寄与する環境型の技術。
スキットスクリーン
簡単な管理でたて排水溝の通水阻害を防止。
スコールボックス(アンダーパスタイプ)
水処理能力を超える水が流入した場合や、河川が増水した場合に雨水を流す事が出来ず溢れて洪水となるケースがふえている。 なかでも、アンダーパスの構造をもつ道路は、集中豪雨に伴う雨水の大量流入により、急激に短時間で冠水する危険がある。 そのような特殊な場所の場合でも雨水貯留浸透施設を設置することが可能となる製品である。
スリット溝
近年、狭い道路の有効活用と歩行者の安全上、ふた掛け側溝が普及しつつある。しかし、人や車が通るたびに発生する騒音やふたの破損など、生活環境の安全面で改良しなければならない点が多く見受けられる。 スリット溝は、このような問題点に改良を加え、さまざまな特徴を備えた製品である。
タウンガード 脱着式(フリータイプ)
工事不要で即日設置可能な防水板。軽量で設置も容易。店舗出入口等の自動ドアに最適な防水板である。簡単な設置を可能にした締付金具は、特許を取得している(特許 第5694054号)。