新規性
■従来技術
・誘引金物設備に付着根、巻きつる、巻きひげ植物を絡ませて壁面緑化を行う技術。
■改善
・使用する植物を変え、急成長する常緑巻つる性植物和名アイラトビカズラ・学名【Mucuna.sempervens Hems】を用い誘引金物設備だけで登はん可能、緑化面の植被率向上、成長速度が早く、短期間で広範囲の緑化面を構築する。
標準施工3株(1~2本立)/mの植栽において、1年経過後の直被率は10~20%、2年後は30~50%、3年後は施工された誘引設備面内の広範囲を被覆する。
期待される効果
・1年間の成長速度調査をプランターボックス(400×350×350)mmにて行った成長データーでは1年間に7mが得られた。
又別の容積の大きいプランター(800×350×350)では2年目には18m迄成長した。さらに地植えによるデータでは2~3年の短期間で20m以上の中高層建造物壁面緑化を広範囲に被覆をしている。
適用条件
① 自然条件
・20mm/時以上の降雨時、風速10m/秒以上の強風時及び降雪時の場合は作業を中止すること。
・春夏期施工で最高気温が30℃以上となる時期を避けた気温10~30℃の範囲、秋期施工で日平均気温10℃以上が2ヶ月続くことを目安とした時期に植栽したことを施工実績において確認した。尚、秋期施工では、日平均気温を目安としたため、植栽時期が標準月より1ヶ月程度ズレても施工可能である。
② 現場条件
・高所作業車を必要とするため、作業スペースは高所作業車が搬入出来施工が可能であるスペース3m×5m=15m2を必要とする。
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については南端は沖縄県、北限は関東地区埼玉県までの太平洋側で温度が摂氏-3℃~摂氏50℃を超えない地域。
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具