ケーブルネット・SK厚ネット工法

2022/02/17 更新
  • ケーブルネット施工例
  • SKアンカークリップ
  • SKクロスクリップ

NETIS登録番号:QS-090035-VE(旧登録)

概要

斜面の浮石や転石の上からケーブルを格子状に張設し、落石を未然に防護する工法

新規性

・主ケーブル同士の交点をアンカーに固定するクリップ(SKアンカークリップ)は、ケーブルを締結する構造として接触する面積を広くして固定するため局部的な痛みがない(素線がキンクしにくい)構造であり、しかも低いトルクで施工できる。
・補助ケーブル同士の交点や補助ケーブルと主ケーブルの交点を固定するクリップ(SKクロスクリップ)は、ケーブルを締結する構造として接触する面積を広くして固定するため、局部的な痛みが発生しにくい(素線がキンクしにくい)構造である。その上、Uボルトタイプに比べて、締結力が大きい。
・抑止工内に2m間隔でアンカーを打設することと、クリップの締結効果も含めて抑止効果が向上する。

期待される効果

・抑止工内にアンカーを打設するため抑止力が向上する。
・SKアンカークリップのケーブルを固定する構造は、ケーブルの接触面積を広くして固定するため、局部的な痛みが発生しにくい構造となり、また経年変化によりケーブルが緩みにくい構造であり、落石の抑止効果を維持することができる。

適用条件

① 自然条件
・気温や気象条件は、通常の工事ができる範囲において問題ない。
・起伏が激しい自然斜面において、立ち木の有無に関係なく施工可能である。
② 現場条件
・作業のスペースは現場の斜面上で行なうため、特に必要ない。
・材料の仮置き場面積としては、施工面積2000m2の場合、20m2程度のスペースが必要である。
③ 技術提供可能地域
・制限ない。(日本全国可能)
④ 関係法令等
・特に制約される関係法令はない。

使用する機械・工具

  • エアーパンチャー(打ち込み機)
  • 空気圧縮機
  • ハンドハンマ

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
日鉄神鋼建材(株)
TEL
03-6625-6650
企業情報
公式サイト

このカテゴリーでよく見られている工法