新規性
・雪庇防止板のDCパネル(下側半分を無孔とした半有孔板)とスノーカットプレートを用いることにより、柵背面の積雪によるオーバーフローを軽減させ、持続性のある雪庇防止効果を発揮する。また、重機の進入が困難な現場においてもパーツごとに分解できるため、人力運搬・組立て設置を可能とした。
期待される効果
・スノーカットプレートを柵頂部に設置することにより、頂部への雪庇形成を防止する。また、DCパネルを用いることにより、有孔部において飛雪を流し易く柵背面の堆積を抑えることができ、さらには有孔部から日差しを取り入れることにより融雪を促す。これらの相乗効果により、柵背面の雪の堆積及び雪庇の発生を最小限に留める。尚、構造規格寸法は、現場ごとの気象条件や作用荷重を考慮し決定する。
適用条件
① 自然条件
・現場状況にしたがい雪圧や風荷重などを考慮し設計するため自然条件を選ばない。
・基礎形式はコンクリート壁へのあと施工アンカー留めが標準であるが、大きな斜面雪圧などにより基礎の安定が確保できない場合は適用できない。
② 現場条件
・標準的にはクレーン使用により搬入・設置を行う。重機などの使用が困難な場合は、人力運搬・設置が可能となるよう部材設計を行うため現場条件を選ばない。
③ 技術提供可能地域
・全国。
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具