新規性
・現場での型枠を、工場製作のコンクリートブロックに変えた。
・現場でのアンカーボルトの設置を、コンクリートブロックに埋め込むことに変えた。
・現場での型枠へのコンクリート打設を、コンクリートブロック内部空洞への充填コンクリート打設に変えた。
期待される効果
・現場での型枠を工場製作のコンクリートブロックに変えたことで、型枠組立、解体、資材廃棄、型わく工が不要となる。
・工場製品のため、安定した品質となる。
・型枠が不要のため、掘削面積と埋戻しが軽減されるとともに、アスファルト道路付近の基礎設置が可能となる。
・コンクリートブロックにアンカーボルトが埋め込まれているため、現場でのアンカーボルトの固定と設置作業が不要となる。
・鋼製型枠による工場製作のため、アンカーボルトが確実に設置され、位置ズレやコンクリート打設時に不具合の発生がない。
・作業工程が減少するため、省力化と工期短縮が可能となり、交通規制期間の短縮により、作業上の安全性も向上する。
・現場でのコンクリート打設は、コンクリートブロックの内部空洞へ充填するため、一基あたりのコンクリート打設量が減少し、打設に要する時間の短縮により、工期の短縮となる。
・現場での型枠が不要で、コンクリート打設量と打設後の露出面が減少するため、冬期施工時の降雪による天候の影響を受けにくく、工期への影響も少ない。
適用条件
① 自然条件
・施工時の気象条件は、強風、強雨、豪雪時を避けて行うこと。
② 現場条件
・ブロックの搬入路とストックヤードが必要となる。
・ミキサー車や施工重機(バックホウ)の搬入路と作業場所が必要となる。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・道路吹雪対策マニュアル(平成23年改訂版)
・吹き払い柵基礎工設計マニュアル平成24年12月(平成29年6月一部改訂)
・平成31年度北海道開発局道路設計要領 第6集 標準設計図集 第1章共通 7.防雪柵