移動式ろ過システム「TGAL」

2021/06/30 更新
  • ろ過タンク
  • 配管ユニット
  • システムフロー図

NETIS登録番号:SK-180008-VR

概要

水道基準に適合した飲料水を供給する、移動式水処理システム。

新規性

・従来技術の飲用水を「運搬」から、本技術で「浄水」できるようにした。
・従来は水源池が濁った場合、他の水源池から水を「運搬」して供給するしかできなかったが、本技術は水源池の濁った水からSS、濁りなどを除去・殺菌・浄水処理し、「飲める水」として戻すことを可能とした。

期待される効果

「飲用水生成の代替水源」として、
・本技術は、1台で4t給水車115台分:460m3/日の水を浄水し、供給可能にした。
・水源池が土木工事で汚染された水を濁度0.1度以下に処理。
・飲み水を供給しなければならない場合は、濁度100度以下の濁り水を濁度0.1度以下に処理し、本技術1式で最大処理量20m3/hの飲み水を作ることが可能。

適用条件

① 自然条件
・適用できる原水の水質は「※水道2級」までの原水に対応。
 水道2級とは「沈殿ろ過等による通常の浄水操作を行うもの」をいう。
※環境省ホームページ
 水質汚濁に係る環境基準 別表2 生活環境の保全に関する環境基準
 1 河川(1)河川(湖沼を除く。)内に記載。
② 現場条件
・機器を載せた4t車が、積卸ができるレッカー車の所まで進入可能であること。
・対象となる原水の水質により、使用機器及び設置スペースが変動する。
・20m3/h処理機器の場合、原水槽、逆洗排水槽、処理水槽に当たる水タンク、および設置・管理に支障をきたさない作業範囲を含めると、縦10.0m×幅10.0m×高さ2.45mが標準となる。
・重量約5t(ろ過材含む)・配管ユニット部重量約2t。(共に運転時)
・設置する地形は平坦であること。
・地盤の状況により、敷鉄板が必要となる。
・電源(200V)の確保が必要。本技術一式(水中ポンプ含む)で最大約20kWを使用。
・本技術を設置の際、設置場所に応じた対応クレーンが必要。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・水道水水質基準

使用する機械・工具

  • 水タンク
  • 水中ポンプ
  • 移動式ろ過システム

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
喜多機械産業(株)
TEL
088-631-9266
企業情報
公式サイト

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