超長尺大口径鋼管先受け工法(LL-Fp工法)

2022/12/19 更新
  • LL-Fp工法(坑口からの大口径鋼管打設状況)
  • 特殊鋼管受け治具の使用状況

NETIS登録番号:KT-160132-A(旧登録)

概要

ドリルジャンボで大口径の鋼管を地山へ打設する、注入式超長尺先受け工法の技術

新規性

・使用する鋼管径を従来工法のφ114.3mmからφ139.8mmに変えた。
・大口径鋼管打設後にインナー鋼管(φ114.3)を挿入した2重管構造の採用も可能とした。
・現地における削岩機の軽微な改造により回転トルクを従来の4.5倍程度にまで増加させた。
・鋼管把持部が回転ローラー仕様の特殊鋼管受け治具を取付けた。
・1台の注入ポンプで2箇所への同時注入が可能な吐出口分岐式の特殊注入管を導入した。
・坑内等の狭隘な空間における大口径鋼管の継ぎ作業に鋼管継ぎ装置を導入した。

期待される効果

・φ139.8mmの大口径鋼管を使用したことにより、鋼管の曲げ剛性が従来工法の約2倍となるので、品質の向上および周辺環境への影響抑制が図れる。
・2重鋼管構造の採用により、曲げ剛性を従来工法の約3倍に増加させることも可能なので、品質の向上および周辺環境への影響抑制が図れる。
・回転トルクを従来の4.5倍程度にまで増加させたことにより、鋼管打設長(シフト長)をより長くすることが可能となるので、経済性・施工性の向上および工程短縮が図れる。
・特殊鋼管受け治具を取付けたことにより、鋼管の固定性と摩擦低減の両立により打設精度が向上するので、品質の向上が図れる。
・特殊注入管の導入により、注入ポンプ台数を増やすことなく40mを超える長尺区間の同時注入が可能となり、施工性の向上が図れる。
・鋼管継ぎ装置の導入により、作業の半自動化が可能となり、安全性の向上が図れる。

適用条件

① 自然条件
・特に制約なし。
② 現場条件
・ドリルジャンボが稼動できるスペースであること。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。

使用する機械・工具

  • 注入台車
  • 注入ポンプ
  • 特殊注入管
  • ドリルジャンボ
  • ビット・ロッド

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
西松建設(株)
TEL
03-3502-0227
企業情報
公式サイト

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