新規性
・打継ぎ充填方法を、無収縮モルタル充填工法から、FUKOノンジョイントシステムに変えた。
・注入材を、無収縮モルタルから、無収縮セメントペーストに変えた。
期待される効果
■打継ぎ充填方法をFUKOノンジョイントシステムに変えたことにより、以下の効果が期待できる。
・型枠の設置工程が省略できるので、工期短縮による経済性の向上が図れる。
■注入材を無収縮セメントペーストに変えたことにより、以下の効果が期待できる。
・狭隘な間隙への充填が可能で注入材の使用量も少なくできるので、材料費の低減および省人化による経済性の向上が図れる。
・狭隘な間隙への充填が可能となり、注入用型枠の設置工程省略および注入材使用量が少ないので、施工性の向上が図れる。
・注入材使用量が少ないので、作業スペースの向上や練り混ぜ時の粉塵を低減でき、周辺環境への影響の向上が図れる。
適用条件
① 自然条件
・施工時の気温は5~35℃の範囲とする。5℃未満の場合はセメント系注入材の凍結対策等、35℃を超える場合は急激な乾燥や硬化を防止するための対策を行う。
・本技術の活用時は上部に構造物がある場合が多いので、雨天などの悪天候においても基本的に施工が可能である。
・打継ぎ部に流水があるような場合は、注入材が硬化前に流されてしまうので、注入の際は水の無い状態が必要である。
② 現場条件
・材料、注入ポンプ等の設置や保管のスペース、作業スペースとして3×3m=9m2程度が必要。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具
- FUKOホース
- FUKOホース吸引装置
- 注入用ポンプ