トラック・アジテータ保温カバー

2022/12/15 更新
  • トラミッキー養生カバー装着車両
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NETIS登録番号:HK-110012-VE(旧登録)

概要

トラック・アジテータのドラムを覆う保温カバー

新規性

・アジテーター車のドラムをカバーで覆うことにより、運搬中のコンクリートを保温する技術。カバーは、発泡ポリエチレンシートと空隙をもたせるためのコアマットの2重構造です。
・寒中コンクリートが適用される条件(4℃以下)では、これまでは運搬中の保温については技術がなかった。コンクリートは、運搬中の温度低下を念頭に入れながら、適切な荷下ろし温度となるように加温される。しかし、気象や現場条件によって、それ以上に低下することがある。

期待される効果

・一般的に「運搬中の温度低下は、練り上がり後最初の30分間については、荷下ろし時のコンクリート温度と周囲の気温との差の30%程度、その後は15%である」とされています。
・コンクリートの錬り上がりの温度を決定するために以下の計算式を一般的に使用している。
T1:コンクリートの練り上がり温度(℃)
T2:指定した荷下ろし時のコンクリート温度(℃)
T0:周囲の気温(℃)
t:運送時間(h)
T1=T2+0.30(T2-T0)t-練り上がり後最初の30分
T1=T2+0.15(T2-T0)(t+0.5)-練り上がりから30分以降
・運搬時間が1時間の試験例。
・平均外気温-0.6℃ 練り上がり温度16℃の場合、上記式に当てはめると荷卸し温度が13℃の現場で、トラミッキーカバー装着車は15.7℃。2.7℃の温度低下抑制。
・平均外気温 3.3℃ 練り上がり温度17℃の場合、上記式に当てはめると荷卸し温度が14.5℃の現場で、トラミッキーカバー装着車は17.5℃。3℃の温度低下抑制を確認している。
・「打ち込み時の温度は構造物の断面最小寸法、気象条件等を考慮して、5℃~20℃の範囲を保たなければならない」とされている。トラミッキー養生カバーを取り付けた運搬中の保温は、これを容易にする。

適用条件

① 自然条件
・外気温-20℃~4℃
② 現場条件
・特にありません。
③ 技術提供可能地域
・全国に提供可能。
④ 関係法令等
・特になし。

使用する機械・工具

  • 保温養生カバー

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
(株)東宏
TEL
011-792-3000
企業情報
公式サイト

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