新規性
・アンカーリフトオフ試験で、任意に設定した載荷・除荷速度を自動制御すること。(従来は、ジャッキの載荷・除荷制御は、油圧ユニットのバルブを手動で調整していたため、制御が難しくスムーズな操作が困難であった。)
・タッチパネルによりジャッキを遠隔操作すること。(従来は、油圧ユニットバルブを手動で開閉させていたため、ジャッキの操作が難しく、ジャッキ近傍での作業が必要なため鋼線破断などがあった場合危険であった。)
・リアルタイムで荷重-変位曲線を表示し、アンカー鋼線の状況を監視しながらリフトオフの有無を視覚的に判断できる。(従来は、鋼線の状況から目視で判断していた。)
・ジャッキ荷重、アンカー頭部変位量データを0.5~5秒間隔で自動で取得・保存すること。(従来は、任意の荷重間隔での変位データをその都度していた。)
期待される効果
・ジャッキの載荷・除荷速度をスムーズに自動制御できるため、既設アンカーに対して急激な荷重変化を与えずに安全にリフトオフ試験を実施できる。
・タッチパネルのボタンのみで操作可能なため、ジャッキの操作を簡単・確実に行うことができる。
・データの取得頻度が高いのでリフトオフ荷重をより正確に判定できる。
適用条件
① 自然条件
・特になし。
② 現場条件
・特になし。
③ 技術提供可能地域
・全国。
④ 関係法令等
・特になし。