新規性
・コンクリート製品等の公物に、ICタグを埋め込み、製造時の情報を記録することで、公物のトレーサビリティを向上させるシステムであり、製品と製品情報(製造記録・履歴)の一元化や共有化ができる技術である。
期待される効果
・維持管理時に、ICタグを読み取り、PCで検索するだけで、過去の保存情報が確認できるため、保存情報の照合等の手間が縮減されるため、省力化が図れる。
・リーダで読み取った製造情報・検査履歴はクラウドサーバーを利用したインターネット回線での情報ネットワーク構成が可能であり、保存情報の一元管理・共有化が行える。
・1つの製品につき、1つのICタグを取り付け、PCにて、ICタグのID番号と紐付された製造情報を保存する。これにより、製品と製造記録の紐付が強化され、トレーサビリティの向上が図れる。
適用条件
① 自然条件
・リーダ(読取機)の動作環境:温度;-10~+50℃/湿度;25~85%RH(ただし結露なきこと)。
② 現場条件
・ICタグがカードリーダで読み取れる1m以内に製品があること。ただし、水中やコンクリートのかぶり厚5cm以上となる場合は不可。
・ICタグの埋め込み作業は、生コン打設前に型枠にICタグを投入するため、作業員が立ち入るスペースが必要。幅0.5m×奥行1.0m×1人=0.5m2
・ICタグをハンディタイプのリーダで読み取る作業員が立ち入るスペースが必要。幅0.5m×奥行1.0m×1人=0.5m2
③ 技術提供可能地域
・日本全国技術提供可能。
④ 関係法令等
・電波法
使用する機械・工具