新規性
・地球環境への影響を抑制し、効率的に配列された新開発の白色高輝度LEDランプを採用した幻惑のない照明器。
・LEDランプの光は直進性が強く広範囲の照明には不向きとされているが、実際の作業に要求される路面への照度を向上させるようにLEDの光源を下向きの円錐状に効率よく配置、取り付けることにより広範囲の照射を可能にした。
・従来のランプで本来必要である、重たい安定器をLEDランプでは不必要なため本体のコンパクト化が図れ、運搬・設置作業、保守が容易となった。
期待される効果
・白色高輝度LEDランプを採用したことで消費電力が軽減でき電源供給のためのエンジン発電機の燃料消費が軽減できる。
従来機900W→新技術176W
・消費負荷軽減により排気ガスの軽減、CO2排出量の削減が図れる。
・本機採用LEDランプは熱発生が非常に少なく、さらに気球拡張用のタービンファンによって効率よく冷却され、従来機で作業員が誤って点灯中や消灯後直ぐの灯具に触れて発生したやけどなどの事故を防止できる。
・LEDランプは点灯スタート時間が早くかつ再点灯も瞬時に可能となった。
・従来の水銀ランプの推定寿命は12000時間に対して、LEDランプは約40000時間と長寿命、メンテナンスコストの削減が期待できる。
燃料法より燃料使用量(kl)×単位発熱量(GJ/kl)×排出係数(t-C/GJ)×44/12(t-CO2/t-C)=CO2排出量(t-CO2)計算式より
従来機(軽油):0.0060(kl)×38.2(GJ/kl)×0.0187(t-C/GJ)×44/12(t-CO2/t-C)=0.01572(t-CO2)・・・①(10時間/日当たり)
―――――①(10時間/日当たり)×30日=0.4715(t-CO2)―――①'
新技術機(ガソリン):0.0020(kl)×34.6(GJ/kl)×0.0183(t-C/GJ)×44/12(t-CO2/t-C)=0.00464(t-CO2)・・・②(10時間/日当たり)
―――――②(10時間/日当たり)×30日=0.1392(t-CO2)―――②'
削減量①'-②'=0.3323(t-CO2)70.5%削減
・LEDランプは長寿命で百数十個のLED素子で構成されているため、全不点灯は発生し難いため、夜間での作業中断を防止できる。
・点灯始動性の向上により、作業の効率化が図れ、持ち運び移動時や燃料補給時など安全のためエンジン発電機を停止しても再点灯が瞬時に可能なため躊躇無くエンジンを停止できる。
適用条件
① 自然条件
・気球灯具の耐風力設計は風速16m/sであるが、強風下での使用は安全のため中止すること。
・気球灯具は防雨加工が施されており、雨天での使用は可能。
・LED光源のため、周囲温度が-20~40℃で使用可能。(水銀ランプは-5~40℃)
② 現場条件
・搬入時はライトバン等により積載が可能、手卸しが可能で揚重機が必要ない。
③ 技術提供可能地域
・全国レンタル対応可能
④ 関係法令等
・LEDランプ電源装置は電気用品安全法に適合している。
・LEDランプ、その他装置については電気用品安全法に準拠している。
(LEDランプについての基準は平成22年4月現在制定されていないため)