新規性
・従来技術では有害粉じんの回収方法を作業空間全体の換気で行っていたものを、 本技術では研削ツールの先端でバキューム吸引による局所排気する方法に変えた。
・従来技術では有害粉じんの搬送空気の濾過を換気装置に接続されたバグフィルターで行っていたものを、本技術ではバキューム・回収装置に組み込まれた高性能HEPAフィルターで行う方法に変えた。
・従来技術では大量の粒状の研削材を素地調整面に高圧で吹付、衝突させて塗膜の除去を行っていたものを、本技術では回転、往復動をする研削材により塗膜を研削除去する方法に変えた。
期待される効果
・バキューム吸引・局所排気方式に変えたことにより作業空間に有害粉じんの飛散がなくなり作業環境の安全性が向上する。
・高性能HEPAフィルターに変えたことにより、有害粉じんを搬送した空気は高度に濾過されて清浄な空気として放出され有害物質を周囲に飛散させることがなく周囲環境が向上する。
・回転、往復動の研削方式に変えたことにより研削材の消耗量が少なくなり、産業廃棄物としての処理量が大幅に削減されて、廃棄物処理に伴う環境負荷、処理費用を低減させて経済性を向上させる。また、騒音も低下し周囲の騒音環境が向上する。
・投入システムの最適台数を現場の規模に合わせて調整し工程の短縮が可能。
・本技術では従来技術に比べ施工設備の設置スペースが小さくなり、設置場所の選択の自由度が上がり施工性が向上する。
適用条件
① 自然条件
・雨天は施工しない
② 現場条件
・機器設置スペース1.46m2/システム
・例:1,000m2施工時は5システム程度 1.46m2/システム x 5システム = 7.3m2。
③ 技術提供可能地域
・制限なし
④ 関係法令等
・特になし